投資のいろは

債券について

 

債券

国債

地方債

社債

(企業が発行する債券)

CB

(社債を株式に転換できる権利が付いた債券)

外国債券

(外国政府や外国企業が発行する債券)

 

債券は、国、地方公共団体や企業、あるいは外国の政府や企業などが、広く一般の投資家からまとまった資金を調達することを目的として発行するものです。

債券は、あらかじめ利率や満期日が決められて発行され、購入すると定期的にその利子を受取ることができ、満期日に額面金額である償還金を受取ることができる、という点が特徴です。(銀行の定期預金みたいなしくみだと考えると分かりやすいかもしれません。)

債券は、満期日には額面金額が返金されることが約束されていることから、発行体が倒産等で債務返還が出来ない状態(=「デフォルト」)にならない限り、安全性の高い金融商品であるといえます。

債券は、原則として、どこが発行した債券なのか、という部分によって受取る利子の利率が変わってきます。 例えばAさんがお金を貸す場合に、だれだか全く分からないBさんにお金を貸すのと、Aさんの身内にお金を貸すのとでは勝手が違いますよね。身内なら無利息でもいいけど、自分のよく知らない人に貸すなら最悪返ってこないかもしれない。
これを信用リスクといいますが、信用リスクが低いものほど、一般的には利率は低くなります。 ですから国債より一般企業債の方が利率は高めになるわけですね。

また1年~10年といったようにあらかじめ決められた満期日まで待つことなく、マーケットで売買することも可能です。マーケットにおける債券の価格は、日々変動しています。途中売却することにより、利子収入以外に、購入価格と償還金との差額金を得ることができることもあります。 100万円で買った債券をどうしても換金しなくてはならなくなり、途中で売却しようとして、95万円になることもあれば、102万円になることもあるわけです。(⇒価格変動リスク。)

また、途中売却が出来ないとあらかじめ約束された債券(仕組み債と呼ばれるものなど)もあります。 尚、途中売却が出来ないという約束がなかったとしても、買いたい人がでてこなければ売れません。したがってとっても不利な条件でしか売却できない、といった場合もあることもお知りおきください。 (⇒流動性リスク)

債券は途中で売買をすることを目的とするより、一度購入したら満期まで待つ、という目的で投資されることを おすすめしたいところです。

債券は証券会社を通じて購入できます。(各証券会社によって取扱い銘柄が異なり、ないところもあります)

債券には、以下のリスクがありますが、比較的安全性の高い金融商品です。

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