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混乱の時こそ虎視眈々とチャンスをねらいたい!

こんにちは、IFA・シェアティブ蕪木です。2022 年「寅年」は、過去にも上下に荒れるケースも多かったようです。
相場の格言に、「丑つまずき、寅千里を走り、卯跳ねる」とあり、そして「辰巳天井」へと続くと言われます。
寅年は、起点や転換点、変化の年になると言われます。まさにそのような感じがします。

どのような変化があったか

(1)米国の利上げ

米国の大幅な利上げ 0.5%は 22 年ぶりです。

(2)ロシアのウクライナ侵攻

ロシアがウクライナに侵攻。近代においてこのような大規模な衝突が起こるとは想定外でした。
日本では防衛費の大幅増額案も出てきました。世界の安全保障の枠組みは変化するのでしょうか。

(3)日銀物価目標 年 2.0% 上昇

日銀は長く、2.0%の物価上昇を目標に金融緩和を続けてきました。

4 月の物価上昇率は、ついに2.0%を達成しました。消費税の影響を除くと 13年ぶりなのだそうです。
※引用元:NHK 解説委員室

物価上昇率の目標を達成したことで、今後の金融政策に変更があるのかが注目です。

(日本銀行を上から見ると「円」 の文字になっている)

(4)7 年ぶり貿易赤字 5 兆 3748 億円

東日本の震災をきっかけに、原発が停止しエネルギーの輸入が急増した 14 年度以来、7 年ぶりの大きさになりました。2022 年もこの傾向は続くと考えられます。

世界的にエネルギーや資源、穀物などが大きく上昇していることが要因となっています。

(5)1ドル=130円 23 年ぶりの円安

為替レートは、23 年ぶりの円安水準となる 1 ドル130 円台へ下落しています。日本の貿易収支の悪化や日米の金利差の拡大などが背景だと考えられています。

為替の円安は、輸入産業にとっては痛手になりやすく、輸出企業にとっては海外での収益増加が期待できます。海外からの旅行者にとっては日本旅行が安くなるメリットがあります。

(6)機関投資家の現金比率は米同時テロ依頼の高水準

米バンク・オブ・アメリカの機関投資家調査によると、運用資産に占める現金比率が、2001 年の世界同時多発テロ以来の高水準となっているようです。

ロシアのウクライナ侵攻やインフレ、各国の金融引き締めなどから、機関投資家は投資を抑え現金比率を高めているようです。

問題は山積み?

今、世界は、問題山積みの状況かもしれません。「インフレ」「利上げ」「資源高」「ウクライナ侵攻」「コロナ禍」「株価下落」。しかし、過去、ピンチの時は投資のチャンスだったように思います。

・ ブラックマンデー (1987)
・ 世界同時多発テロ (2001)
・ リーマンショック (2008)
・ 東北大震災 (2011)

 

最後に、相場の格言を一つ紹介したいと思います。

『人の行く 裏に道あり 花の山』

まさに、機関投資家は売って現金を増やし投資を控えています。こんな時、他人と違う行動がチャンスを掴むのかもしれません。今、蕪木が何に注目しているか、気になる方はご連絡ください。

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